施術内容

陥没乳頭

授乳機能の回復目的で
保険治療が可能です

陥没乳頭のご相談に来られるのはこんな方
  1. 手術適応基準を満たす方
  2. 術後合併症やリスクについて十分理解している
  3. 再発症例の方
  4. 整容目的では無いと十分に理解している方

陥没乳頭とは?

乳頭が引っ込んで、埋まってしまっている状態を陥没乳頭といい、外見上だけでなく、将来、授乳困難や乳管炎の原因となることがあります。まずは診察にて重症度を分類し、ご希望も加味して術式を決めていきます。当院では、刺激や吸引によって乳頭が出てくる軽度〜中等度の陥没乳頭では、ほとんど切開しない術式を主に選択しておりますので、ご希望のある方はご相談ください。また、引っ張っても乳頭が全く出てこない様な重度の陥没乳頭では切開による治療が必要です。

陥没乳頭の重症度分類

軽度から中等度の陥没乳頭の場合、乳頭の付け根に沿って1〜2mmの傷を4カ所のみで手術をします。傷の少ない陥没乳頭の改善が可能です。
重度の陥没乳頭の場合、切開による手術が必要です。手術後は授乳に差し支えなく、傷跡もほとんど目立ちません。 また、授乳機能の回復目的で保険適用となります。一度ご相談ください。

軽~中等度 専用の器具を用いて吸引したり、刺激によって乳頭が出てくる。
重度 引っ張っても乳頭が全く出てこない。

治療の流れ

問診
医師診察の中でご希望を聞き、希望の二重ラインをシミュレーションして、必要な手術方法を提示しますので納得の上、手術申し込みをしてもらいます。
診断
診断は陥没した乳頭を専用の器具を用いて吸引し乳頭の突出具合を観察します。
治療説明
陥没乳頭の治療法についてメリットとデメリットについて説明していきます。

陥没乳頭手術(保険診療)

1〜2mmの傷から乳管を伸展させて極力皮膚に傷をつけない術式を採用しています。
声m手術は傷が目立たない様に細心の注意を払います。手術による治療を希望される方はご相談ください。ただし、術後合併症は起こり得ますので十分に検討をした上で決定してください。

局所麻酔でおこない、両側10〜20分程度の手術時間です。
洗顔・シャワーについては、翌日より胸から下シャワーは可能ですが、創部は濡らさない様にしてください。

リスク・合併症
内出血や腫脹、術後疼痛、後戻り、感染、縫合糸膿瘍など

よくある質問

手術をすれば、全例で授乳は可能ですか?

元々陥没乳頭でない方でも授乳困難症になる方もいらっしゃいますので、手術をすれば全例で授乳機能が回復できるわけではありません。

参考施術料金

陥没乳頭手術(片側) 22,050円
陥没乳頭手術(両側) 44,100円

※保険診療・3割負担の場合の自己負担額の概算です。初再診料や処方料、薬剤料などの自己負担は含まれておりません。
※1割負担の場合はこの約1/3です。