施術内容

眼瞼下垂症【保険診療】

診察(保険診療)にてご相談ください。
適応の方は保険で治療可能です。

眼瞼下垂症チェック
  1. 瞼が重い・疲れる
  2. 上方が見えにくい
  3. 黒目の半分近くを瞼がかぶさっている
  4. 目つきが悪いと言われる
  5. 額にシワがある
  6. 眉毛が上がって目と眉の距離が長い
  7. 無意識にアゴを突き出して物を見ている
  8. 上まぶたがくぼんでいる
  9. 二重の幅が広い
  10. 一重だったのが二重になった
  11. 眠たそうな印象と言われる
  12. 肩こりや頭痛がひどい

眼瞼下垂症とは?

眼瞼下垂症(がんけんかすいしょう)とは、まぶた(上瞼)を引き上げる仕組みの中で『どこかの部分』に異常が発生し、まぶた(上瞼)を上げたくても上がらない状態のことで、まぶたが垂れ下がって目が開けづらくなります。先天性眼瞼下垂、後天性眼瞼下垂、偽眼瞼下垂があり、特に多いのは後天性眼瞼下垂です。加齢によるもの、ハードコンタクト長期装用の方、白内障・緑内障・硝子体手術を行った既往のある方などに多く見られます。

眼瞼下垂症の重症度

MRD−1(※黒目の中心と上まぶたとの距離数値)という指標が使われます。

軽度 MRD-1が2.7mm未満から1.5mm前後まで
中程度 MRD-1は1.5mmを下回って-0.5㎜前後まで
重度 まぶた(上瞼)が瞳孔(ひとみ)をふさいだ状態(-0.5mm以下)

眼瞼下垂症の症状

眼瞼下垂症では『目を開けにくい』『まぶたが重い』といった症状のほか、開きが悪くなったまぶたを助けるために、無意識下に眉毛を挙上する(※前頭筋が代償性に眼瞼挙筋を補助する)のですが、この過緊張によって付随症状(肩こり・頭痛・眼精精疲・不眠・眠たそうな印象)が引き起こされます。また、その他にも、頚こり、めまい、自律神経失調、気分障害、不安障害、線維筋痛症などが眼瞼下垂症によって引き起こされることがあるとの報告があります。

眼瞼下垂症の主な症状
  1. 開瞼障害・まぶたが重い
  2. 肩・頚こり
  3. 頭痛
  4. 睡眠障害
  5. めまい
  6. 自律神経失調
  7. 気分障害、不安障害
  8. 線維筋痛症

眼瞼下垂症の手術適応基準

眼瞼下垂症の保険手術を希望されても、手術適用基準がありますので、全ての方が治療を受けられるわけではありません。また、適用基準を満たしても、治療には必ずリスクを伴いますので、本当に必要な治療かどうかをよく検討の上、手術を受けてください。

こんな方が適応
  1. 整容目的ではない方
  2. 術後合併症やリスクについて十分理解している
  3. 中等度から重度の眼瞼下垂症の方
  4. 軽度であっても、長年眼瞼下垂症特有の症状に悩まされている。MRD-1≦2mmが目安
  5. 再発症例の方

挙筋前転術(全切開・小切開)

施術の流れ

切除
重瞼ラインに沿って1.5〜3cm程度皮膚を切開し、余剰皮膚があれば同時に切除します。

固定
挙筋腱膜とミュラー筋を剥離し腱膜前転させて瞼板に固定。

二重ライン形成
左右差を座位にて確認後、二重ラインを形成していきます。
皮膚縫合
必要あれば脂肪も一部除去し、止血を確認後皮膚縫合します。
リスク・副作用
内出血、腫脹、血腫、感染、ドライアイ、瘢痕、ケロイド、色素沈着、硬さ、左右差、兎眼、複視など

施術時間

30〜60分

施術後の注意事項

  1. 翌日よりシャワー可。創部は濡らさない様にしてください。
  2. 術後3日間をピークに約1週間は腫脹や内出血が目立ちます。
  3. 当日は飲酒や激しい運動は避けてください。
  4. 洗顔やお化粧は翌日から可能ですが、傷部分の化粧は抜糸後3日まで控えてください。
  5. 傷はゼロにはなりません。
  6. 元々の骨格や眉毛挙上の有無などが左右差の原因になる事があります。
  7. 強くこする等は控えて下さい。傷が開いたり、二重ラインが固定化する前に消失する可能性があります。
  8. 腫れや内出血、むくみ、稀に、違和感、異物感、感染、しこり、色素沈着、薬剤アレルギー、ドライアイの顕在化などの副反応が出る可能性があります。
  9. 翌日・翌々日をピークに腫れが生じますが、通常1週間程度で落ち着きます。内出血が生じた場合は赤→青→黄→肌に戻るまで10日〜2週間程度かかることがあります。
  10. 腫れている間は、二重ラインは広く見えることがあります。

経結膜下眼瞼下垂症手術(皮膚に傷をつけません)

重度の症例は適用外です。適用は限られますが、余剰皮膚の少ない、ハードコンタクト性眼瞼下垂症の方に適用となることが多いです。皮膚を切らずに、まぶたの裏から挙筋腱膜を前転させて瞼板に固定します。皮膚表面には針あと程度の傷しかつきません。

リスク・副作用
内出血、腫れ、感染、傷、左右差、ドライアイ、異物感など

施術時間

30〜60分

施術後の注意事項

  1. 当日は飲酒や激しい運動は避けてください。
  2. 洗顔やお化粧は翌日から可能ですが、二重ライン上の化粧は3日程度控えてください。
  3. 強くこする等は控えて下さい。
  4. 持続力には個人差があります。※まばたきは1日1万回です。
  5. 元々の骨格や眉毛挙上の有無などが左右差の原因になる事があります。
  6. 腫れや内出血、むくみ、稀に、違和感、異物感、感染、しこり、薬剤アレルギー、ドライアイの顕在化などの副反応が出る可能性があります。

余剰皮膚切除術(眉下切開/重瞼切開たるみ取り)

弛緩性眼瞼下垂症とは偽性眼瞼下垂症とも呼ばれ、まぶたの皮膚が視界をさえぎる様に垂れ下がっているため、退行性眼瞼下垂症と同じ症状が生じますが、垂れ下がった余剰皮膚を切除するだけで症状が改善します。印象が変わるのが嫌で治療を受けるのをためらっている方は眉下切開で治療すると印象をほとんど変えずに治療ができますので、ご相談ください。重瞼ライン、もしくは眉毛下に沿って皮膚を切開し、余剰皮膚を切除します。
座位にて左右差を確認して、必要あれば脂肪も一部除去した後、皮膚をキレイに縫合します。

施術の流れ

切除
重瞼ラインに沿って1.5〜3cm程度皮膚を切開し、余剰皮膚があれば同時に切除します。

二重ライン形成
座位にて左右差を確認後、二重ラインを形成していきます。
皮膚縫合
必要あれば脂肪も一部除去。止血を確認後、皮膚縫合します。
リスク・副作用
内出血、腫脹、血腫、感染、ドライアイ、瘢痕、ケロイド、色素沈着、硬さ、左右差、兎眼、複視など

施術時間

30〜60分

施術後の注意事項

  1. 翌日よりシャワー可。創部は濡らさない様にしてください。
  2. 術後3日間をピークに約1週間は腫脹や内出血が目立ちます。
  3. 当日は飲酒や激しい運動は避けてください。
  4. 洗顔やお化粧は翌日から可能ですが、傷部分の化粧は抜糸後3日まで控えてください。
  5. 傷はゼロにはなりません。
  6. 元々の骨格や眉毛挙上の有無などが左右差の原因になる事があります。
  7. 強くこする等は控えて下さい。傷が開いたり、二重ラインが固定化する前に消失する可能性があります。
  8. 腫れや内出血、むくみ、稀に、違和感、異物感、感染、しこり、色素沈着、薬剤アレルギー、ドライアイの顕在化などの副反応が出る可能性があります。
  9. 翌日・翌々日をピークに腫れが生じますが、通常1週間程度で落ち着きます。内出血が生じた場合は赤→青→黄→肌に戻るまで10日〜2週間程度かかることがあります。
  10. 腫れている間は、二重ラインは広く見えることがあります。

よくある質問

眼瞼下垂症手術は保険で治療できますか?

お困りの症状や開瞼の状態など、適用基準を満たす場合は保険診療となります。但し、保険診療による眼瞼下垂症手術は機能改善目的であり、整容目的ではありません。整容目的の方は原則保険適用外です。症状や状態などを診察し、医師が適用を判断しますので、ご希望がある方はご相談下さい。

眼瞼下垂の症状はないのですが、眼瞼下垂の手術をして目を大きくすることは出来ますか?

眼瞼下垂症手術で目の開きを大きくして、黒目の見える範囲を大きくすることは可能です。整容目的となりますので、保険治療の対象にはなりません。

診察当日の施術は可能ですか?

当日の施術はお受けしていません。

ダウンタイムはどれくらいですが?

1〜2週間程度とお考えください。

治療中に痛みはありますか?

局所麻酔時の痛みがあります。もし手術中に痛みがあった場合は麻酔を随時追加します。

傷跡は目立ちますか?

傷はしばらく赤みがありますが、二重ラインや眉下に沿った傷なので目立ちません。1〜3ヶ月程度でほとんど目立たなくなります。

メイクはいつから可能ですか?

創部のメイクは抜糸後3日後以降より可能です。創部以外は手術当日からメイク可能です。

眼瞼下垂症は両目同時に起こりますか?

片側のみの方もおられますし、両側眼瞼下垂症の方もおられます。

腫れを早く改善する方法を教えてください。

クーリングすること、頭を心臓より高く保つこと、血圧の上昇を避けること、なるべく安静にすること。

参考施術料金

眼瞼下垂手術(片側) 21,600円
眼瞼下垂手術(両側) 43,200円

※眼瞼挙筋前転法の自己負担額(手術費用のみ・3割負担の場合)
※片側72,000円・両側144,000円が手術費用の場合の3割負担額で計算しています。
※全て税込価格です。