二重まぶた

20年以上の経験で理想の目元を

挙筋腱膜と二重ライン部分の皮膚が線維でつながっていて、開瞼時にその部分が引きこまれることで二重まぶたとなります。そのつながりを糸で代用したものを埋没法二重術、傷組織で代用したものを切開法二重術と言います。
当院では二重に関する様々なご相談に対して、以下の3種類の手術で対応しています。

二重に関する3種類の手術

埋没法二重術
切開法二重術
目を大きくする二重術

埋没法二重術

まぶたの表面と裏側にある瞼板上端（もしくは眼瞼挙筋）を専用の細い糸でつながりを持たせて連結し、二重のラインを作る方法です。まつ毛からの距離（二重幅）が5〜6mmで控えめの奥二重、8〜12mmで幅広の二重になるので、術前に出来上がりのイメージがつきやすく、まぶたを切開する方法に比べて術後の腫れや内出血などのダウンタイムも少ないのが特徴です。また、糸をまぶたの皮下組織内に埋めこむだけの手術ですから、施術時間も10〜20分と短く、皮膚表面に傷跡が残らず、眼球も傷つけません。もし、二重をなくしたいと思えば、術後早期に埋没した糸を抜糸すれば二重ラインは消えますので、元のまぶたに戻すことが可能です。

このような方におすすめ

アイメイクしても二重にならない
一重なので二重にしたい
目が細いので大きくしたい
二重幅を広くしたい
たるみが気になるが切りたくない
切開はしたくない
仕事や学校でダウンタイムを長く取れない

リスク・副作用

腫れや内出血、浮腫
持続力の個人差があり、二重ラインが消失する場合があります。まばたきは1日1万回ですので、埋没糸には相応の負荷がかかりますのでご理解ください。
元々の骨格や目の形、眉毛挙上の左右差などが原因で二重の幅に左右差が生じることがあります。
術後、無意識にしていた眉毛挙上が改善し、眉毛の形が変わったと感じることがあります。
留めた糸による違和感や異物感が生じることがあります。
稀に、感染やしこりを生じることがあり、糸やしこりを除去する必要があります。
稀に薬剤アレルギー・ショックの可能性

多くの方は埋没二重術のみで希望の二重にすることが可能ですが、たるみが強い方、腫れぼったい瞼の方で幅広の二重を希望する方、目頭が引っかかるのに平行型二重を希望される方、開瞼力が弱いのに目をぱっちりさせたい方などは埋没二重術のみでは希望通りにならない場合があります。その場合は別の手術が必要な場合もありますが、診察で話を聞いて二重の希望を少し修正していけば埋没二重術で十分なことが多いですのでご安心ください。当院では、患者様のご希望の二重のラインや二重幅、目元の状態を考慮して、最適な施術をご提案します。

施術の流れ

１問診: 医師診察の中でご希望を聞き、希望の二重ラインをシミュレーションして、必要な手術方法を提示しますので納得の上、手術申し込みをしてもらいます。

２シミュレーション: 手術当日、術前に再度シミュレーションにより希望の確認をします。

３手術（約20分）: 決定したデザインに合わせて、二重まぶたラインに沿って糸を使ってまぶたを固定します。手術には局所麻酔を使用します。

４術後: 腫れは少なくなるように細心の注意をもって努めます。当日から糸を挿入した部分以外のメイクは可能です。術後の通院の必要はありませんが、できるだけ検診には来るようにしてください。術後の腫れは3日～1週間程度です。（個人差があります）

アフターケアと注意事項

目への負担を軽く、腫れやむくみを極力抑えるよう努めています。
施術後の通院は必要ありませんが、何も問題がなくても、できるだけ検診にお越しいただくことをお勧めいたします。
施術の当日から洗顔やコンタクトレンズの使用は可能ですが、違和感や痛みなどあれば控えてください。
会社や学校をお休みする必要は無いと思いますが、ご自身のタイミングで余裕を持った日程で治療を受けてください。
施術直後は多少の腫れありますが、数日で落ち着きます。まぶたを強くこすったり、大きな負荷をかけることはまぶたの腫れを悪化させたり、思わぬトラブルの原因となりますのでおやめください。
術後に腫れが気になる場合は、まぶたを適度に冷やしてください。

よくある質問

腫れますか？内出血は起こりますか？

腫れの程度に個人差はあります。ほとんど気にならない場合も多く、出たとしても翌日、翌々日がピークで、1週間程度で落ち着きます。内出血は起こりますが、お化粧でカバーできます。

埋没法で手術した場合、二重が取れることはありますか？

埋没法は非常に細い糸でまぶたを縫う手術で、まばたきも1日1万回すので、後戻りすることがある手術です。そのまま取れずにずっと継続する方と、比較的早期に取れる人と両極端に分かれます。早い方は腫れぼったいのに幅広二重を希望したり、目頭が引っかかるのに平行型二重を希望された方が多いです。早い方ですと数ヶ月から1年以内でとれることがあります。

埋没法でした二重ラインが消えたのですが、埋没法手術は何回受けても大丈夫ですか？

腫れぼったさなど、二重ラインが消えた原因を考察する必要がありますが、もし埋没法以外の手術を考えられない場合、埋没法は原則3 回までとしております。それ以上だと、まぶたの裏を観察して最終的な判断をします。

埋没法を他院でしたのですが、二重の幅を変えることは可能ですか？

幅を広げる場合は比較的簡単で、前回の糸を取らず、そのまま施術が可能です（＊希望があれば取ります）。幅を狭くする場合、前回の糸が抜糸可能であれば再度、埋没法による二重ライン変更が可能です。抜糸が困難な場合は切開が必要です。

埋没法の術後はいつからメイクはできますか？

目元以外は当日から通常通りです。手術の部分は翌日から薄めのメイクは可能ですが、埋没した部分のアイメイクは3日後以降からにした方が安全です。また、まつ毛エクステは1ヶ月後以降でお願いします。

他院でした埋没法の糸を取ることは可能ですか？

直後は可能なことが多いですが、皮膚側に結び目を作らない埋没法では切開するしか糸はとれませんし、時間の経過とともに難しくなりことがあります。

施術費用

埋没法　2点	52,800円
埋没法　4点	88,000円

<p※両目の価格となります。
※全て局部麻酔付きになります。
※全て税込価格です。

切開法二重術

二重まぶたは、そもそも挙筋腱膜から伸びた繊維が二重ラインのまぶたの皮膚部分にくっついていて、目を開けるときにその部分の皮膚（二重ライン）が引っ張られて、皮膚が折りたたまれて二重となります（＊一重まぶたは、挙筋腱膜とまぶたの皮膚が連結していないため、目を開けてもラインが入りません）。折りたたまれる部分の皮膚と瞼板（裏側）との連結を糸で代用したものを埋没法二重術、傷組織で代用したものを切開法二重術と言います。

切開法二重術では、まぶたの皮膚を切開し、綺麗な二重ラインができるために無駄となっている組織（眼輪筋、眼窩脂肪、たるみがあれば余剰皮膚など）を必要に応じて除去し、二重まぶたの方と同じ構造に調整して二重形成します。埋没法に比べ、半永久的な二重ラインをキープすることができます。また、二重ラインだけでなく開瞼力をアップさせたい方は切開と同時に眼瞼下垂症手術を行うと良いです。

このような方におすすめ

幅広二重を希望の方でまぶたが腫れぼったい方
平行型を希望の方で目頭が引っかかる方
取れない二重にしたい
埋没法をしたけどすぐにとれてしまう方

リスク・副作用

腫れ、内出血、異物感、色素沈着
傷はゼロにはなりませんが、二重ラインに隠れ、ほとんど気になりません。
二重ラインの左右差が生じることがあります。
皮膚の厚みや腫れぼったさなど、希望通りの二重ラインにならない場合があります。
選択された手術方法だけでは、希望通りのラインにならない場合があります。
稀に二重ラインが安定する前に二重ラインが消失することがあります。この場合無料再手術の適応となります。
創部の感染や血腫
薬剤アレルギーやショック

当院の切開法二重術

小切開

希望の二重ライン上の中央付近を1〜1.5cm切開して二重形成します。

メリット	傷が目立たない
デメリット	稀に二重が取れることがある。たるみは取れない

全切開

希望の二重ライン上を2〜3cm切開して二重形成します。

メリット	二重が取れることがない。余分な脂肪や眼輪筋などの組織を除去できる
デメリット	小切開よりは腫れが強く出る

全切開（たるみ取り）

たるんだ皮膚を切除することで二重まぶたが形成されます。目尻のたるみが強い方は切開線を伸ばすことで切れ長の二重を形成できます。
≫ 二重形成せずにたるみを取りたい方は眉下リフトへ

メリット	年齢に関係なく二重形成ができる。目尻のラインがきれいに出る
デメリット	小切開よりは腫れが強く出る。目尻側の傷が長くなる