下肢静脈瘤の検査
下肢静脈瘤の診察は、体表にゼリーを塗って超音波エコー検査で足の血管を観察してレベル判定するだけです。痛みもなく時間もかかりません。
エコー診断とお困りの症状から7段階にランク付けし、診察の結果と患者様の症状やご希望をお聞きした上で治療の可否を相談の上、提案いたします。
レベル | 診断・手術の有無 |
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0~1 | 手術不要です。希望などにより運動、圧迫療法をお勧め致します。 |
2 | 症状によっては手術適応の場合があります。 |
3~6 | 手術適応となります。 |
下肢静脈瘤が進行するとどうなる?
下肢静脈瘤の進行により、上の写真や下記のように治りにくい合併症がでてくる場合があります。
- 色素沈着
- 主に静脈瘤で血液が停滞している皮膚の部分の皮膚が茶褐色になります。
- 湿疹や皮膚炎
- 皮膚がかさかさになり、かゆくなります。赤みが出る方もいます。
- 脂肪皮膚硬化症
- 皮下脂肪が萎縮し、表面から触ると皮膚が硬い状態になります。
- 皮膚潰瘍
- 皮膚に傷ができた時に治りが悪くなります。また、外傷など、傷ができなくても自然に潰瘍になることもあります。出血することもあります。
- 血栓性静脈炎
- 静脈瘤内に血栓ができ、炎症による痛みを生じます。
- 肺動脈塞栓症
- 静脈瘤内にできた血栓が移動して肺動脈に詰まります(稀な症状です)。
よくある質問
エコー検査って痛いの?
エコー検査の流れって?
エコー検査で何を観察するの?